《婚活コラム(51)》“自然体でいられる相手”を探すのはNG!?大切に思えるパートナーと出会うために

 

好きなタイプや理想の結婚相手はどんな人か聞かれたときに「自然体でいられる人」「気を遣わなくていい人」という答える人は男女ともにかなり多いです。たしかに一緒にいる時間、それが結婚相手であれば生活を共にするわけですから自然体でいられて気を遣わなくていいというのはとても大切なことのように思えます。しかし、意味を履き違えるとただのワガママ放題、理想の結婚相手を見つけるのも難しくなってしまう可能性があるので要注意です。

自然体とは

自然体とは気負いなく無理をしないでいられるということ。一緒にいる時間、なんだか肩の力が入って無理をしてしまう、会ったあとにどっと疲れてしまう、当たり前ですがそんな人とは人間関係そのものとして長くは続かないでしょう。一緒にいる時間、心から楽しかったり、ホッとできたり、そんな相手が理想ですよね。

相手も自然体でいられているか

自然体、気を遣わない良い関係というのはお互いが同じように感じていることで成り立つものです。片方だけがそう感じているとしたら、相手にとっては「ワガママに振り回されている」という感覚かもしれません。気を遣わない関係であっても相手に対して「気を遣わせないという気遣い」はあっても良いのではないでしょうか。この気遣いをすることが苦にならない、自分自身、自然と気遣いができる、そんな人が相性のいい相手、大切に思えるパートナーなのだと思います。例え恋人でも家族でも、長年の友人でも、価値観や感覚が全く同じという人はいません。人間関係を築くうえでやはりお互いの気持ちや立場を考えることは必要です。気を遣わない関係がいいと言いながら相手を思いやること、相手の気持ちを考えることを忘れてしまってはただのワガママ。当然ですが一方的に気を遣わないワガママ放題を聞いてくれるような人はいませんし、もしそんな人がいたとしても、一緒にいてそれが幸せなのかというとまた違うと思います。

 

「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、いくら近い関係であってもどんな態度をとってもいいというわけではありません。居心地が良く一緒にいるとホッとできる、無理せず相手を思いやれる、そしてそれをお互い同じように感じている…もしそんな相手が居たらその人こそ大切にすべき生涯を共にできるパートナーかもしれません。「自然体でいられる人」を理想として婚活をしているのであれば自分自身も「相手に自然体でいてもらえているか」というのを意識してみましょう。